異色時代短篇傑作大全
異色時代短篇傑作大全 / 感想・レビュー
Tanaka9999
1992年発行、講談社の単行本。13編。宮城谷昌光『甘棠の人』ある種の癖があるこの作者の小説だが、この短編でも特徴がありありと出ている。やっぱり文の調子が悪いと感じてしまうのです。藤水名子『夏映えのメロディー』時代小説、歴史小説とは思えないタイトル。内容は一人のかたきを対象としてねらう二組の人物をめぐる物語。なんとなく舞台を生かせてないような気もしないでもない。しかし、一人の人物が二人以上のかたきとして狙われることはなかなかないっでしょうな。他の作品も「異色」な作品が多いです。
2021/08/04
感想・レビューをもっと見る