森に生きる
森に生きる / 感想・レビュー
mocha
日光・霧降高原。さまざまな野生動物が生きる豊かな森。けれど、大雪で餌をとれず、あるいは密猟によってたくさんの鹿が死んでいった。著者の友人である江本守男さんは、この森で長年に渡り自然環境保護活動を行っている。全ページに配された写真は、美しい森だけでなく、鹿たちの無残な姿も目の前に突きつけてくる。文章は子供向けでやさしく、立松和平さんのあの語りかけが聞こえてくるようだ。大きく難しい問題を、静かに説得力を持って届けられる人だった。
2015/11/24
ヒラP@ehon.gohon
日光霧降高原の自然の中で、厳しさと感動を伝える写真絵本です。 異常気象が鹿にもたらす命の問題、人間が作った野犬や罠によって鹿に及ぼす危険を自然保護の視点で見ています。 助けた子鹿が作った感動ドラマに、この本の印象を強くしました。
2022/09/08
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