日本改造計画
日本改造計画 / 感想・レビュー
absinthe
読んだのは20年以上も前。このころは小沢一郎はかっこいいと思ってた。何か一本筋を通していると思った。当時、まだ小選挙区制になる前だった。氏は、当時から2大政党制を夢見ていた。そして一度は政権を支配したのだから本望だったろう。小沢氏が取り込まれた政党は、結局何もできなかったが。氏は今何を思うのだろう。
ばんだねいっぺい
怒られるかもしれないが、改造計画というよりも政治エッセイ。今に通じるくだりがたくさんあるし、いちいち、そのとおりと思える。ほとんど、実感を込めて書いているようだが、地方分権については、認識が甘いかもしれないなと思った。
2023/11/10
あつ子🐈⬛
実家の本棚発掘本。親の本棚には角さん関連とか小沢さんの本がたくさんあります。若い頃からたまに取り出して読んでいたけれど面白い。本当「政治は国民のもの」なのだよなあ。 本書は1993年出版ですが、今に通じることがたくさん書いてある。少子高齢化対策や、女性の社会進出に伴う環境の整備、学校教育改革が急務なのだということも。昔の小沢さんはまともだったのよなあ…自らの来し方行く末にも思いを馳せつつ、再読。
2023/12/01
Holger
スキャンダルや政治家のキャラクターのみ一般市民に受け入れられる政治の世界において、本書が人々に政策を読ませたことについて大いに評価したい。また内容も正鵠を射ている。ここで語られる小沢氏のビジョン、(政権交代を促す)二大政党制、小選挙区比例代表並立制は小沢氏自身の手によって後に実現されている。民主党が掲げた「政治主導」は、既にこの本で小沢氏が説いている(頓挫したが)。今の日本を取り巻く閉塞感とは、アメリカに保護され経済活動にのみ専念した結果だと思う。小沢氏の言うように国民の自立なくしてこの国に未来はない。
2012/08/27
yutonm
「この本では小沢は消費税10パーセントに賛成している!小沢ばブレている!」とか言う方がいるが、これは消費税を増やす代わりに住民税や所得税を半分にし、残りは公共投資に使うという目的があり、今騒がれている消費税増税とは全く性質が異なるのでは、と思った次第。(予算があれば今度小沢主義も読む予定)
2012/07/11
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