世紀末日本紀行
世紀末日本紀行 / 感想・レビュー
ばりぼー
再読。1994年刊行、A4サイズの大判豪華本、装丁は横尾忠則さん。まず、巻頭のショッキングな奇形児の写真で度肝を抜かれます。そして、青酸燻蒸された果物、野積み輸入食品、抗生物質まみれの肉、奇形養殖魚、ディーゼル粉塵、自動車の不法投棄、人工両性具有、動物実験などなど、モラルなき大国の食品汚染や環境破壊を、これでもかと言わんばかりに告発・警告する衝撃の書。読んでいて気が滅入ります。こうした「日本の病」は、20年経ってみて、改善されるどころか、さらに深刻度を増したのでは。島田荘司さんの取材力に圧倒されました。
2013/09/25
ココアにんにく
19961021読了 図書館借
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