乱歩 上
乱歩 上 / 感想・レビュー
Cinejazz
江戸川乱歩(1894-1965)の生誕100周年記念として、デビュ-作『二銭銅貨』をはじめ、随筆を含む乱歩作品を発表年代順に並べられた(残念ながら全作品でない)、上下巻併せて1400ペ-ジの企画出版です。乱歩以外の作家や評論家が、乱歩に纏わる熱い投稿が組まれており、生前の乱歩の人となりを偲ぶことができます。巻頭に乱歩(本名:平井太郎)の乳児期から文壇で活躍中の写真が転載され、横尾忠則氏の口絵で飾られた乱歩の世界にどっぷりと埋没できる豪華本です。ただし、本の重量に耐えられるだけの姿勢と体力が望まれます。
2021/03/18
ゆき
作品は勿論ですが合間、合間の有名作家さんたちのコラムが面白かった。島田荘司さんの「乱歩の幻影」がミステリーってステキすぎる。乱歩が殺人を犯していたかもしれないと探っていく物語はどきどきしました。絶対無いって分かってるのに凄く面白いですよ島田さん!作家から見た乱歩さんとかも面白かった。なんと言いますか、乱歩好きからしたら垂涎の本ではないでしょうか。一読必須。
2014/07/05
キョウラン
江戸川乱歩生誕100周年の1994年に出版された本なんですよね。いま2012年だからあと2年後の2014年だと生誕120周年だからなんかしらイベントとかやりそうw定番「人間椅子」「D坂の殺人事件」「屋根裏の散歩者」とか読めて豪華~。資料価値の高そうな一品であった。惜しむらくはこの表紙がみられないことか(爆)表紙は天野喜孝で素晴らしい装丁なんよw
2012/01/23
感想・レビューをもっと見る