ゴーストバスターズ: 冒険小説
ゴーストバスターズ: 冒険小説 / 感想・レビュー
スミス市松
著者曰く「『アメリカ』を日本語に翻訳しようとして失敗した小説」。この小説で高橋源一郎は瀕死の重傷を負いながらも、初めて自分が討つべき明確な「何か」を発見したのだと思う。私は「ゴーストとは──」という主語的な問いかけよりも「ゴーストをどのように──」という述語的な問いかけこそが、この物語を覆い尽くすゴーストを追いかけるヒントであるような気がしてならない。そしてそのとき、このゴーストバスターズたちの冒険譚は、まばゆい光を放ち私に大いなる勇気を授けるのだ。(続)
2011/01/28
つーはいつー
ドンキホーテのくだりが妙に面白く感じた。名詞の扱いが作者らしさであるが一方で万人受けしない要素だといつものように思う。万人の知るところのものどもが動くと万人受けしなくなるのか。のちの「悪と戦う」の悪とゴーストの関連も考えたが私にとってあまり重ならなかった。
2014/04/17
Kenshi
ペンギン村のくだりが圧巻
2013/07/01
deadman
まさに未踏の荒野を開拓するがの如く。小説表現のフロンティア・スピリッツ。
2014/04/25
ヒロくん(脱脂)
うーん、「さようならギャングたち」を読み終わったときのような衝撃は感じなかった。所々かなり好きなエピソードもあるんですが。BA-SHOなどのおふざけのセンスが少し煩わしく感じたなぁ。
2012/08/07
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