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隆慶一郎短篇全集

隆慶一郎短篇全集

隆慶一郎短篇全集

作家
隆慶一郎
出版社
講談社
発売日
1995-09-01
ISBN
9784062072823
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隆慶一郎短篇全集 / 感想・レビュー

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高橋 (犬塚)裕道

星3.5。戦国から三代家光までの柳生一族の其々にスポットを当てて書かれた短編集。兎に角面白い!どの話も掛け値無しに楽しめる。

2019/07/19

吉右ヱ門

前半は新陰流の柳生一族一人一人にスポットを当てて一話ごとになっています。世代が行ったり来たりするので少しややこしい。明るい又十郎が一番いい!技を磨く者あり、家を守る者あり。兄弟で殺し合い。なんとも壮絶。 後半は公卿の身分を捨て、尼になった元許嫁を陰から守る純愛。素敵かと思いきや、守るためなら人殺しも厭わぬという溺愛ぶり。こちらも血飛沫が飛ぶ飛ぶ!ラストは著者の言う通り、全てはその一人の女が悪い。バカ息子のバカ親が悪い。初隆作品はめちゃくちゃ血腥さかったです。描写がとにかく痛い!特に男性がつらいかも・・・

2012/04/23

竜王五代の人

柳生物短編集2冊+駆け込み寺シリーズ1冊+その他少しの合冊本。この人、短編のバラエティーは少ないな。柳生物は「影武者徳川家康」のバリエーションの「柳生刺客状」から始まって、柳生宗矩に代表される陰鬱で冷酷な人物の抑圧と、その反発が描かれる。こういう基調は、ほかの短編でも変わらないので、ワンパターンといえばワンパターンだけど、王道と言えば王道……と言い切るには、エログロ色が多い。総じて面白かった。

2024/05/04

レオ

隆慶一郎さんの短編は初めてでしたが、短編も面白い。未完成の作品と知らずに読んだ作品も素晴らしく、永遠に続きが読めないのが残念です。偉大な作家さんです。

2013/02/05

さっと

『影武者徳川家康』の短編というような側面ももった柳生もの「柳生刺客状」から、江戸時代に駈込寺として知られた東慶寺を訪れる人間模様を描いた連作集まで。こりゃあ、いい。長編も読まねばなるまい。

2010/05/30

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