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小道の収集

小道の収集

小道の収集

作家
長田弘
出版社
講談社
発売日
1995-01-01
ISBN
9784062073653
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小道の収集 / 感想・レビュー

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ひらちゃん

思わず音読してしまった。なんと読みやすい文章だろう。詩人とは穏やかな言葉を紡ぐ者だなぁ。懐かしい昭和の風景が蘇ってくるエッセイ。心地よい読後感。

2016/07/10

よこたん

“ひとの人生のゆたかさは、じぶんの胸のうちにある辞書に、生きた「考える言葉」をどれだけゆたかにもっているか、だ。” 約30年前の出版。その当時に長田さんが肌で感じた思いを綴られたもの。時を経て変わりゆくものは、風景や生活や文化だけではなく、人もである。気忙しくせかせかと進んでいく日々に、置き去られていくものがある。「ひそやかな音に耳澄ます」「街の懐かしさ」「和菓子屋の店先」「深夜の街」「一杯のコーヒー」「銭形平次」に頷き、「最初の質問」には、やはりどきりとさせられた。心に染み入ることばの補給ができた。

2024/06/15

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

読友様おすすめの詩集『世界は一冊の本』に続いて『アンソロジー ビール』に収録されている『ビールは小瓶で』を読み、長田さんのエッセイも読んでみたくなって。ノスタルジーあふれる一冊。やわらかな言葉で、忙しすぎて心を亡くしたように暮らしている現代の生活に対する批判もあり。生活の忙しさだけでなく、心のせわしなさを反省。それにしても、この本の書影、『きらりんレボリューション』になっている……。なぜだ。

2016/06/14

kmg

街をみる眼差し、かたる言葉についてヒントがたくさん #tsmp

2009/08/20

てまり

言葉は生活に根ざすものであり、言葉をないがしろにしてはいけない。というようなこと。観察して、すくい上げ、言葉にして表す。詩人というのはそういう人なのだな。

2005/01/26

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