KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

記憶の隠れ家

記憶の隠れ家

記憶の隠れ家

作家
小池真理子
出版社
講談社
発売日
1995-02-01
ISBN
9784062073967
amazonで購入する

記憶の隠れ家 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

あつひめ

どの話も背筋がゾクッとしますね。誰かの家に訪問するのが怖くなるような…。ドアを開けるとその家独特の匂いがする。人はみな、何かを期待したり隠したり悩んだり…嬉しいことの方が少ない。生きるってそういうものなのかも知れないなぁ…。しばらくぶりの小池作品。期待通りだった。

2014/03/27

だまだまこ

25年前の作品。普段着として上品な和服を着ている女性が出てくるなど、所々時代を感じるところはあったが、古さは感じなかった。時代を超えても普遍な感情が繊細に描かれた極上の短編集。5つの短編すべて、結末ですっと体温が下がるような感覚で、サスペンスとあるが、現代でいうイヤミスという感じ。誰にも知られたくない秘密は、勿論誰かに知られるのが怖い。だけど、それ以上に怖いのは、秘密を知っているのに相手が黙って何も言ってこないこと。見てはいけないものを見てしまうような謎が解ける展開に、思わず息を詰めて一気読み。

2019/10/27

みさどん

心の闇や歪みがある人の話ばかり。死もストーリーの流れに必要で、たくさん。そんなやりきれない人の一生って、どうなんだろう。気の好い人、おおらかな考え方、前向きって、気持ちよく生きることに不可欠かもしれない。滅入った。

2018/12/08

ino

物悲しい短編集。 1995年に発行されているのに古臭く感じなかったのは、人の気持ちというものは時代に関係ないものだからだろうか。

2015/11/15

ろ~たす

小池真理子さん、すっごーく久しぶりに読んだ。一時期ハマって、ほとんど買い揃えて読破してたっけ。「恋」の頃かなぁ。知的悪女の書くサスペンスは、やはり一流品だ。

2012/09/23

感想・レビューをもっと見る