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哲学の教科書: 思索のダンディズムを磨く

哲学の教科書: 思索のダンディズムを磨く

哲学の教科書: 思索のダンディズムを磨く

作家
中島義道
出版社
講談社
発売日
1995-05-01
ISBN
9784062075435
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哲学の教科書: 思索のダンディズムを磨く / 感想・レビュー

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いろは

中島義道と言えば、人格も面白いし、社会に積極的でない人達の為の著書も書いているので、好きな哲学者の1人ではある。今回は、中島義道の書く哲学の教科書という言葉に引かれて読んでみた。とある読書会で、「教養とは、他人の心を知ること。」と答えた方がいて、池上彰は、「教養とは、自分を知ること。」と述べている。この作品にもそれに通ずる文章が述べられていた。『他人とは何かを知っている人が自分とは何かを知っている人なのであって、自分とは何かを知りながら、他人とは何か全然知らない人は、じつは自分とは何かも知らない人です。』

2018/07/16

テツ

哲学は簡単に理解などできない。哲学なんて生きていく上で全く役に立たない。薄っぺらい哲学ハウツー本や人生に悩み苦しみそれを手に取る「簡単に救われたい怠惰な人々」への強烈な言葉。感覚的な判断を意識的に遮断し理詰めで自らが抱く何かについて延々と深く沈むように考え抜く姿勢が(一般的な意味で)自他を問わず人を救う筈がない。それならば何故哲学に触れ、そこから離れることのできない人間がある程度存在するのか。不安定で朧げな世界に目を瞑るよりも、決して淘汰しない真理に向かい歩き続ける苦しみの方がまだマシだからなんだろう。

2021/04/17

おたまじゃくしわきあいあい

サブタイトルがちょっと恥ずかしいので、中島先生の著作でなかったら読まなかったよ、たぶん。おほほ。

2015/03/02

プータン

「哲学と思想は違う」という部分の記述が秀逸でした。僕は哲学好きだと思っていたけど、そうでないのだと分かりました。「動くとは何か」などを考察しつづけられるか否かって、ほんとセンスの問題だなって思います。

2013/04/09

専攻に所属していながら、イマイチ意味を理解していなかった「哲学」という言葉をわかりやすく述べてくれた本であった。哲学というものの輪郭がかなり見えてきたと同時に、自分には哲学の才能が希薄なこと、自分がやりたいのは哲学と呼ぶよりは(社会)思想と呼ばれるようなものだということも感じた。

2015/02/03

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