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シティ・オブ・グラス (Graphic Fiction)

シティ・オブ・グラス (Graphic Fiction)

シティ・オブ・グラス (Graphic Fiction)

作家
ポール・オースター
デビッド・マッズケリ
Paul Auster
森田 由美子
出版社
講談社
発売日
1995-10-01
ISBN
9784062076401
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シティ・オブ・グラス (Graphic Fiction) / 感想・レビュー

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田氏

アメコミである。オースターのアレのコミカライズである。もともとこの原作である小説自体が不思議なもので、個々の出来事それ自体はこれといって超常めいているわけでもないのに、下手なオカルト以上に幻惑的な方向へ、渦に巻き込むように飲みこんでいくミステリーだった。これこそまさに文芸のわざ、だなんて読んだ当時は感銘を受けたものだったが、こうして違うかたちで再び読んでみると、あれ、悪くないぞこれ。そうして今度は、この話って実はコミックの手法でこそ表現できる何かがあったのでは、なんてほざいているのだから適当なものである。

2019/06/05

Ecriture

ポール・オースターの小説をデビッド・マッズケリがグラフィックノベル化した『シティ・オブ・グラス』。 探偵小説はその始まりから都市と群衆を必要としたが、匿名性がさらに高まり、言語の意味作用も崩れ、どこでもない街の誰でもない人間ばかり登場する。作中のオースターの絵は本人に似ている。

2022/05/23

袖崎いたる

オースターの小説の漫画化。俗な言い方をすればカフカっぽい。あるいは村上春樹っぽい。ニヒルなセリフやらちんぷんかんぷんなプロットやら。不思議の国のアリスさながらのキテレツな物語。この本に関わった人を容疑者扱いしてるのは笑ったわ。

2021/08/28

borug

ガラスの街をコミックで。オースター自身がインタビューで良い出来だと言っていたのを見て読んでみた。絵があるのもまた良し。

2014/02/19

河内 タッキー

小説版を読む前の予習に。コミックとは言え文字が多いが、物語の不思議な世界がよく表現されている。

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