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家族という名の孤独

家族という名の孤独

家族という名の孤独

作家
斎藤学
出版社
講談社
発売日
1995-06-01
ISBN
9784062077187
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家族という名の孤独 / 感想・レビュー

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ハルバルミチル

冒頭、〈古来、家族の尊厳とその維持を謳う者は多が、家族の中に潜む暗黒について語る者は少ない。この本の中で、私はあえてそれを語ってみようと思う。〉とあるように、家族の負の面について書かれている。同テーマを扱った『家族という病』よりも冷静に分析していると思う。特に母と娘の関係についてのくだり。ただ、20年以上も前の本なので仕方ないのかもしれないが〈子どもがいなければ女には男も結婚という制度も、必要でなくなる〉といった主張はしっくりこなかった。子無しどころか同性同士の婚姻すら認容されつつあるのが今の時代である。

2017/03/29

minori

日本の家族に蔓延る共依存の病理について書かれた本。 主に「良妻賢母型」の女性の病理について取り上げられているけれど、男性でも「過労死型」の企業人だけではなく、「長男」「跡継ぎ」だったりすると、かなりの確率で共依存(というか家族依存症)だよなぁ、と思ったりしました。自分の身体と感情をいたわること。そして、自分の時間と能力とお金を自分のために使うことを覚えることが必要とのこと。そうすれば、「真の自己」の特徴である「生き生きとした現実」を感じることができるとのこと。

2011/11/29

a lotusflower

この本の中に「我が家」があり、私自身もいる。昔から対立していた実母もいる。返却前にまた読もう。

2015/06/07

篠本

納得できるところも、できないところも。共依存と健常って、そんな簡単に分けれるものではないんだろうなーと思いました。自閉症スペクトラムのように、共依存スペクトラムになったらたくさんの人が当てはまりそうだ。

もけうに

読み物として面白かった。改めて考えると、私の実家は典型的な病み家庭なのだな…。気付いた時には、体の不調が限界に達していて、頭ではわかっていても脱出できないという…。心身相関って怖い。生きるために、色々な人と関わることから逃げてはいけない。

2014/10/03

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