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訊く / 感想・レビュー
アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯
先日、読み終わった『逢う』は中島らもの好きな人、作家、芸能人、ミュージシャンバージョンだとしたら、こちらは、様々な職業の人、その世界の達人プロフェッショナルバージョン。かかりつけの精神科医から始まり、漢方の製薬会社の社員、気功使いの鍼灸師、大学の薬学部教授、CMプランナー、ゲイの高校教諭、タレントで旅人、ジャズサックス奏者、釣具店主、病院の理容師、断酒中の音楽プロデューサー、元プロレスラーのお好み焼き店主で終わる。
2015/01/15
黒猫
らもさんが各ジャンルの達人と呼ばれる人に会い、話を訊くというテーマ。いつもエッセイを読んでいると、らもさんが聞き手にまわっているのが新鮮だ。うつ病を救ってくれた主治医、漢方の達人、気功の達人、毒の達人、広告の達人、旅の達人、釣りの達人、ハサミの達人、断酒の達人、プロレスの達人。印象に残るのは、広告の達人(らもさんの先輩)との対談だ。深い。いろいろと。「幸せはひとつの出来ごとでシチュエーションじゃない」って話すそばからコピーライティングだ。プロレスの話もらもさんの得意分野で面白そう。
2018/03/11
アノニマス
人体模型の夜が面白かったのでガダラの豚辺りも読んでみようかと思ったけど長編過ぎるのでひとまず対談集に手を出してみた。精神科からプロレスまで幅広いジャンルのプロ相手に話を広げられるのがすごい。旅の達人の久路さんの話がとにかくぶっ飛んでて、ペルーで誘拐されたりアルジェリアで電車からの飛び降りて大怪我したり。海外旅行好きはトラブルさえ楽しむと聞いたことがあったんですがそうじゃないとやってられないよな…。
2021/04/13
阿部義彦
らもさんの好きな相手を勝手に自分で選んだ対談集。ドラッグ、漢方、プロレス、釣り、トランペット、脱線しながらも、リラックスしていて、ほんまにおもろいわ。
2015/09/13
ドリチン
(図書館本)数え切れないくらい再読。最近読書量もスピードも落ちてたので、ここらでいっちょ起爆剤にとらもさん。らもさんの本ってなんでこんなに体に馴染むんだろう。しかも間違いなく面白い。これからもふとした時にらもさんの本を読むと思う。絶対。
2016/03/24
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