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恋と女の日本文学

恋と女の日本文学

恋と女の日本文学

作家
丸谷才一
出版社
講談社
発売日
1996-08-01
ISBN
9784062081320
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恋と女の日本文学 / 感想・レビュー

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イノ

古くからある恋の文学「源氏物語」「万葉集」などなど。恋に明るい日本文化だが、中国から伝来された文学は恋愛の扱いは低かったのにきっかけはどこから来たのか?  女人往生・女人成仏と女性重視な理由を 軽い文体とするどい視点から書かれていて 予想以上に面白かった!    源氏物語は大体の人が好きなのに谷崎潤一郎は3回も訳したのに嫌いだったとか笑えるエピソードも結構あった。 3部作の完結編らしいが気にせず読めた。

2016/10/29

ケニオミ

米原万里氏推薦の本でしたでしょうか。よく利用する図書館のネットの予約かごに長い間置かれていた一冊です。全体的によく考えられているなあという印象を受けました。中でも、中国文学に恋愛はご法度ということは驚きでした。何だか文学の半分以上の楽しみがなくなってしまうことをずっとよしとしていたなんて、一種の焚書ですね。本書を読んで、頓挫している「源氏物語」、ずっと読まなくてはと思っている「細雪」、亡くなった父が薦めていた「平家物語」が読みたくなってきました。

2017/09/30

光太郎

素晴らしい知識人

2020/03/20

ゆきんこ

中国文学についても触れられるが、恋愛小説なるものが生まれにくい土壌の中から「金瓶梅」が担ぎ出される事実は、その例外と見るよりも小説のジャンルに恋愛はあるべきなる視点を持って外部の者から見出されたものなのではないかと疑ってしまう。金瓶梅の成立背景は全く知らんが、、、。

2020/11/27

ぴのこ

丸谷さんはとても人を尊敬している。所々、そう思える文章があった。米原万里さんもそんなような事を書いていたっけか?頭の中にダヴィンチコードのマリア信仰の事も思い浮かべながら読了。中国文学について全く知らなかったので面白かった。中国文学についても調べてみたくなった。

2018/08/22

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