素晴らしいアレキサンダーと、空飛び猫たち
素晴らしいアレキサンダーと、空飛び猫たち / 感想・レビュー
ベイマックス
図書館本。村上春樹氏訳ってことで借りました。シリーズの3作目とのこと。でも、前を読んでなくても大丈夫でした。絵本としてのくくりとしては、漢字にルビがふってないし、大人向けなのかな。春樹氏の『あとがき』こみで、読んでみる価値あるかな。図書館で、シリーズあったら借りてみよう。
2020/09/12
ぶんこ
シリーズ3作目。2作目のジェーンが出てきて、やっとシリーズで間違ってなかったと安心しました。裕福な家で、父猫、母猫、兄弟猫と大事に我儘に育ったアレキサンダーが、ちょっとした冒険と家の外から遠くへ出かけてしまった事から迷子になり、空飛び猫のジェーンに助けられます。そこでジェーンの兄弟猫、ハンクとスーザンにも助けられ、スーザンの家猫となりました。産まれた所で大きな違いが出来てしまったアレキサンダーとジェーンですが、助け合ってお互いの悩みを解決出来たのです。うん、確かにアレキサンダーは素晴らしい猫でした。
2016/02/12
ケロリーヌ@ベルばら同盟
【第127回海外作品読書会】【猫本を読もう読書会】ル・グイン作、村上春樹訳、S.D.シンドラー絵という、なんとも豪華な一冊。ファービー家の長男、金いろのふさふさな尻尾が自慢のアレキサンダーの冒険と、空飛び猫達の末っ子黒猫ジェーンとの出会い、障害があるジェーンが抱える秘密とその変化が描かれます。幼い頃に恐ろしい目に遭い、堅く閉ざされてしまったジェーンの心を、アレキサンダーの無邪気な一途さが解します。文中に記される(注)は、注釈というより、村上さんが我慢できずに、猫薀蓄を傾けているといった風情が微笑ましいです
2019/02/08
♪みどりpiyopiyo♪
翼のついたステキな子猫たち。その末っ子ジェーンと、翼のないおぼっちゃま猫のアレキサンダー。今回は二匹の友情物語だよ。■ 空飛び猫シリーズ3作目。この物語の中では、いろいろ違っていても、全く差別なく対等な関係が作られているのが 心地良くて。何か出来なくても大丈夫。優しく温かな心に触れてこそ ゆっくりと伸びやかに育って行ける。■この「空飛び猫」ワールドも、段々と世界が広がってきました。続きは出るのかな? 楽しみに待ちたいと思います ( ' ᵕ ' ) (1994年)
2018/01/09
yumiha
『空飛び猫』の第3作。飛べない猫(これが常識なんだけど)のアレキサンダーが、2作めの黒猫ちゃんと出会い、人として、もとい猫として共に成長してゆくストーリー。ちゅうことは、次作は2匹のラブロマンスか?本書も、村上春樹の注釈がミソ。なんだかハルキの翻訳のツボを垣間見るような感じ。そして、ハルキが翻訳を楽しんでいる雰囲気を行間から感じた。
2015/10/28
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