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BU・SU: すべてのプリティ・ウーマンへ

BU・SU: すべてのプリティ・ウーマンへ

BU・SU: すべてのプリティ・ウーマンへ

作家
内館牧子
出版社
講談社
発売日
1996-07-01
ISBN
9784062082464
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BU・SU: すべてのプリティ・ウーマンへ / 感想・レビュー

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Shoji

主人公の鈴女は現役高校生で、神楽坂の置屋で芸者見習の身。容姿はと言えば、自他ともに認めるブス。醤油オニギリと表現される顔にコンプレックスを持っている。教室内のヒエラルキーも下位。あまりに強いコンプレックスから来る鈴女の言動に、置屋でも始末に置けない状況に陥ってしまう。だが、ボクシング部のヒーロー邦彦との出会い、ブス友との出会い、神楽坂で出会った見ず知らずの酔っぱらい女、置屋の姉さん方など、多くの人に元気付けられブスなりに開花していく。鈴女はイイ女に変身して行くのだ。スカッと爽やか青春もん。面白かった。

2024/06/04

絵美

過去に自分が転校したときの気持ちとかを きかれて、それをきっかけに この本を思い出したのですが、タイトルを忘れていたので 10分ほどかけて検索しました。…なかなかの タイトルでした。うちの母は通りすがりにも美人と言われるひとだったし、家庭環境なども 主人公には とても共感しました。わたしは運良く ちょっと転入生モテできましたが、それは ほんとに偶然のこと。転校を経験しているなら 共感する人が多いかも。他人に好かれることを 追い求めるより、自分らしく必死に生きてるほうが 結果 綺麗になれると教えてくれます。

2019/01/29

You

脚本家の…って一括りにしちゃいけないけど、でもしちゃう。脚本家の小説ってやっぱりどこか脚本的で、深みがないというか、「誰々が何々をした」って記述を順番に書いてるだけで、場景描写はできても情景描写はすごく甘いというか、掘り下げているものはないと感じた。視点が誰のものなのか謎で、心情描写が浅いのはそのせいもあるかな。まあ、時代的なものもあって、きゃるんとした、テーマのわりにすごーく軽いドラマみたいな読後感でした。

2017/11/20

spoon

さらっと読める一冊、鈴女ちゃんの頑張りが微笑ましい。物語よりあとがきに深く納得、笑って前向きにいきたいですね。

2012/03/21

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