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家族シネマ

家族シネマ

家族シネマ

作家
柳美里
出版社
講談社
発売日
1997-02-01
ISBN
9784062086073
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家族シネマ / 感想・レビュー

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kaizen@名古屋de朝活読書会

芥川賞】「家族シネマ」は芥川賞らしい、暗く重い話。どうしてこう、読みにくい話ばかりに賞を出すのだろう。劇作的。崩壊した家族で、家族の崩壊を撮る。帯にある実像と虚像というのは理解できない。それぞれの実像を描写したという説明の方がよかったかも。

2014/04/19

あつひめ

偶然にも家族・・・とタイトルのつくものを続けて読むことになった。作家さんが違うので雰囲気はまったく違うけど、壊れているところだけは一緒だった。まるで積み木崩し・・・ドミノ倒し・・・。一生懸命組み立てようとしても基礎が揺らいでいつもぐらぐらしているような・・・そんな中で生きる価値を見出す。大人になっていくってすごく難しい気もする。小説の中だけなら作り事だからと済ませられるけど、これが現実だったら・・・そう思うとどこを見てどう手を差し伸べたらいいのだろうと途方にくれてしまう・・・。

2012/10/01

James Hayashi

96年下期芥川賞受賞作。読みやすいが薄い空気感の家族を描いている様で現代的であり、まさしく映画に出てくる様な典型的な家族、またcheezyな様子が伝わってくる筆致。言葉の端々には非凡さを感じるが、全般的にはあまり響いてこなかった作品。その他2編の短編。

2017/06/05

大阪のきんちゃん2

表題作は第116回芥川賞受賞作。その他小品2篇を収録。 1作目、作風は嫌いじゃないんだけど時折場面が繋がらなくて難渋しました。 これはコメディの部類に入るんでしょうか? 2作目も合わせて、不倫や多情な男女も世の中にはありふれてるっちゅうことですかね。 あんまり面白くありません。 3作目は苛めの根は深い、苛める側も救いの手が必要なんだけどそれが分かってない、教師の眼は節穴だらけ。苛立ちます。 何れにしても、短編集でアッという間に読めてしまいますネ。

2020/05/30

bam

ちょっとよく分かんなかったな。この家族の映画を撮ってなにが面白いのか。あと深見んちに泊まりたくなる心理も理解できない。わたしが浅い人間なのは承知の上で、このすかしたプッツン女(主人公)は好きじゃない。

2018/07/24

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