異色中国短篇傑作大全
異色中国短篇傑作大全 / 感想・レビュー
Tanaka9999
1997年講談社発行の単行本。半数以上に見覚えあり。文庫版で既読か。さて、印象に残ったのは『蛙吹泉』なんか中途半端な気がするが、なぜか印象に残る一遍。『西施と東施』西施の逸話から膨らませた話だが、当時の世相とかをうまく取り込んで面白い一遍。『茶王一代記』日本ではマイナーな時代だがこの時代を取り上げること自体が田中芳樹らしい。主人公の際立たせ方もうまい。敗戦の後の楊行密の描写は田中さんらしい。『汗血馬を見た男』陳舜臣さん作といわれると私は騙されそう。イメージっておそろしい。
2020/07/25
ケロたん
どれも逸品。中国と中国人は嫌いだけど中国文化は好き。
2021/07/23
めぐみこ
知ってる作家のほうが読みやすかったのは慣れなのか波長の合い方なのか。中村さんは初だったが「西施と東施」が筋も構成もいちばん印象的。
2011/07/02
madhatter
借用本。田中芳樹は女性が絡まない作品の方が面白い。
ゆきまる
宮城谷昌光他 11の短編 そんなに記憶に残る作品無し
2022/04/28
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