美男忠臣蔵
美男忠臣蔵 / 感想・レビュー
鐵太郎
これも、忠臣蔵、すなわち播磨の国赤穂藩の城主、浅野長矩が江戸城内で起こした不祥事に伴う旧家臣の仇討ちを元にした時代小説です。こういうものは多かれ少なかれ、過去の史料を抽出し、それを利用して作家それぞれの考えによる解釈を施して新たな「忠臣蔵」を作り上げるもの。この本もその一冊です。でありますから、読んでみると必ず、あれ、この話はおかしくないか、という点はあるものです。この本にもあります。にもかかわらず、面白かった。こういう解釈もあり得るね、と思った。
2010/04/24
Gen Kato
柳沢吉保と堀部安兵衛武庸の視点から描かれる赤穂義士事件。「忠臣蔵」物語に関する解釈はあらゆる角度からなされた感があるけれど、まだこんな思いもよらぬ「語り方」があったんですね。「楽しいことは楽ではない」は名言です。ちなみに、腐女子の読者にも嬉しいかと(笑)
2013/07/28
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