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夜のかけら

夜のかけら

夜のかけら

作家
藤堂志津子
出版社
講談社
発売日
1998-04-01
ISBN
9784062091404
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夜のかけら / 感想・レビュー

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きさらぎ

利保子は4人の男と付き合っているが、誰にも罪悪感を持っていなかった。「あなたが好きだから会いたい。あとは何も望まない」驚くのは利保子の周りにも多重恋愛をしている人が多いこと。もしかしたら私の周りにもいるのかもしれないけれど、それをひけらかすような愚かな真似は誰もしない。関係が変わるのは相手のせいだけでなく自分が変わるとき、自分が何かに気づくとき。利保子の場合は龍一との出会いかな。自分への関心や興味をもってほしいのに、手の届かない存在であって欲しいと望んでいる。最後は純愛へと戻っていくのかもしれない。

2017/07/20

ごぅ。

男たちの欠片、それぞれの光るものそこのみに彼女は魅かれていく。複数の男たちで移ろう物語。男のほうも相当だが。。。偏執的な愛着で、普遍的な感情をもって描かれていたと思う。世の中こんな感じだったとは、マジオイラ埒外過ぎるわ。

2017/11/04

☆カジュ☆

何度か読み返してしまう。何故か凄く影響を受けてしまった1冊。なんだか空っぽで渇いててだから男で埋めていく。満たされるわけでは無い。こんな恋愛観解りたくないのにわかってしまう。主人公の「恋人は居ませんが男はいます。」ってセリフに打たれた。撃たれた。射たれた。ラストは恋も仕事も光がさしそうで結果、色々持ってるじゃん。とか思うアラサーでした。

ゆりっぺ

1998年8月23日

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