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室の梅: おろく医者覚え帖

室の梅: おろく医者覚え帖

室の梅: おろく医者覚え帖

作家
宇江佐真理
出版社
講談社
発売日
1998-08-01
ISBN
9784062092678
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室の梅: おろく医者覚え帖 / 感想・レビュー

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さなごん

監察医的な人がいたんだね。途中帰ってこないか心配になった

2015/12/04

星落秋風五丈原

奉行所検屍役・美馬正哲と産婆お杏。人の死と生に立ちあう夫婦が難事件を解き明かす!時代小説の新しい旗手が描く人情味あふれる捕物帖。「おろく」は「南無阿弥陀仏」の六字から来ているが、市井のものは死人の意に使っている。主人公の美馬正哲は奉行所検屍役で、「おろく医者」と呼ばれて、毎日のように死人と格闘していた。しかも図体がでかく容貌魁偉で自分の親から、半鐘泥棒と言われるほどだった。その正哲が一回り年下で細っこい体をした産婆のお杏と結婚していた。人の死と生に立ち向かう夫婦の姿が対照的であり象徴的である。

2000/01/09

とらこ

江戸の町医者の三男として生まれた男・正哲。死人(おろく)の検屍ばかりを請け負う特殊な医者で、妻はというと正哲とは逆に産婆として働く。朝夜関係なく忙しく働く妻は料理下手でこの時代には珍しく旦那が飯炊きをする。何でもない2人の仲良しなやりとりがほのぼのしました。宇江佐さん作品らしくサラッと読めて良かったです。

2014/12/27

椿

患者を診ないで、検屍ばかりをしてる医者・美馬正哲。おろく医者の彼が飄々としてるのが面白くて、あっという間に読めてしまった。夫婦の間になかなか子供が出来ない、ということに気を揉んでいたのに。最後はバタバタと終わってしまった感じで、少し残念。

2016/02/09

オレンジ。

表紙の絵に覚えがあり、中身にもかすかに覚えがあったが再読かどうか・・どんな読み方をしていたのやら。医者と言っても、今でいう検死官と産婆の夫婦の成長していく姿に心が温まった。腑分けや出産に関る血生臭さはあるが、やはり宇江佐さんの描く世界は優しい。

2015/03/26

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