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カブキの日

カブキの日

カブキの日

作家
小林恭二
出版社
講談社
発売日
1998-06-01
ISBN
9784062092890
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カブキの日 / 感想・レビュー

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ふみ

これ 何度も借りてしまう図書館本です。 なぜかというと、読んだのを忘れてまうから(((;°▽°)) 内容もすぐ忘れてしまうから。だから、毎回 新鮮におもしろい。おもしろいのに忘れてしまう。謎の本です。いつの間にか 吸い寄せられるように 手にとってしまう謎の本。

色々甚平

[三島賞11]カブキの表舞台裏舞台、客、業界内の政治関係をファンタジー調に書かれている。世間の噂に出ている魔窟の3階は役者や裏方であるが麻薬や金に惹かれて落ちぶれた人が表舞台よりたくさんいる世界が描かれている。表舞台はカブキの保守派、改革派で客を巻き込んで抗争が起きている。芸事では常々あることだろうが、伝統を保持しようと力も強いだろうが、新しい世代はこれまでにないものに惹かれる。カブキだけに収まらない普遍的な出来事が描かれていると思う。カブキの台詞は音読すると急に頭に入るし、話もわかるのが不思議。

2015/08/22

ミツ

第11回三島賞受賞。 まさかの和風ファンタジー。 カブキが大衆の娯楽として広まったパラレルワールドの日本を舞台に混沌とした世界座の三階を少女と少年がさ迷う。 その世界観は圧倒的で読んでいてくらくらする。

2009/02/18

リュミエール

★★★★☆ 面白かった!歌舞伎のことをあまり知らなくてもすんなり入っていけた。歌舞伎が辿ってきた歴史の流れと、ある歴史的な顔見世の舞台当日という2つの軸からなり、また後者は表の舞台と裏でのある2人の少年少女の使命を帯びた幻想的な冒険とに分かれ、虚実取り混ぜ雰囲気も異にして描かれ、それぞれ興味深く楽しめ、更にこれらが終盤にかけ交わっていく様が実に巧妙。会話は軽妙で、優しく歌舞伎の世界に誘われ浸ることができる。歌舞伎、藝事の奥深さを感じ、ひどく惹きつけられた。これは実際に観てみたくなる。

2017/09/07

kuriko

古めかしい話と思いきや・・・

2008/06/13

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