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イベリアの雷鳴

イベリアの雷鳴

イベリアの雷鳴

作家
逢坂剛
出版社
講談社
発売日
1999-06-01
ISBN
9784062094887
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イベリアの雷鳴 / 感想・レビュー

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香乃

直木賞を受賞した『カディスの赤い星』等、逢坂さんのスペイン物が好きで何冊か読んでいます。このイベリアシリーズは未読だったので、図書館で借りて読んでみました。元々長期連載が予定されていたのでしょうか?日系ペルー人の宝石商という肩書を隠れ蓑にした日本のスパイである主人公北都が、最後まで表立った活躍をしませんでしたし、日英独の諜報戦が熾烈を極める時代設定にも拘わらず、緊張感もそれほど感じられませんでした。あくまでも、イベリアシリーズの序章的な作品なのかな?と思いますが、続けて読むかは微妙です。

2017/01/28

カワセミ440

ちょっと前 知らずに『スペインの日々』を読んじゃって、シリーズ最終作だって後でわかった。なので1話目から読んでみることに。ヨーロッパを舞台とした第二次大戦の状況ってやっぱりよくわからない。(ノルマンディ上陸作戦で連合軍が態勢を逆転したっていうくらい?)日本人が大戦前のスペインで諜報活動って凄いね、ホントはどうだったんだろう?ペネロペは可愛いキャラだ、ペネロペ・クルスを頭の中で変換しちゃいました。

2021/01/08

yukibee

また新たに長編シリーズ物に手を出しました✨ 推薦者があんまり楽しそうに語るものだから(笑) 世界史も疎いし、カタカナ苦手だし、冒頭はちと苦労したけど、あっという間に物語にのめり込みました。続きが楽しみ♪ #イベリアシリーズ1作目

2018/09/24

鬼山とんぼ

趣味のスペイン近代史の研究から小説家に転じただけあって、逢坂剛のスペイン物は着実な時代考証を踏まえていて迫力がある。内戦の混乱を引きずるスペインを舞台に、英独のジブラルタル攻防戦の駆け引きに、日本人が紛れ込むというストーリー。本来は日本人を主人公としたスパイ小説なのだろうが、伏線の方が面白く、そちらの比重はやや軽めになってしまった印象。フランコ体制の転覆を狙うスペイン人、ヒトラーに心服していないドイツ情報将校、峰不二子風の色気のある英国女スパイなど、やや皮肉な人物の登場のさせ方がうまいと思った。

2017/06/01

今夜は眠れない

著者の作品の中では一番好きな本。さすがにスペインに入れ込んでいるだけに、詳しい。壮大!

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