KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

冬の伽藍

冬の伽藍

冬の伽藍

作家
小池真理子
出版社
講談社
発売日
1999-06-01
ISBN
9784062096836
amazonで購入する

冬の伽藍 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

美雀(みすず)

あり得ない話だけど、実はあるのかな?官能小説のような感じのストーリーに振り回されました。恋人の義父は好色で、ヒロインに対する執拗な求愛は耐られない!!!いくら好きな人のお父様でも悩んじゃいますよね。ストーリー自体は綺麗なんですが…。妻を亡くした医師と夫を亡くした薬剤師が軽井沢の診療所で働いて恋に堕ちる。それだけでキュンキュンしますよね。小池真理子さんは3作品目なんですが、いずれも魅了されます。第3章はヒロインの友人の視点に切り替わり、ますますストーリーに引き込まれました。

2014/04/02

kaorin

こんなに親身になってくれる女友達と穏やかな旦那がいて羨ましくなる。ラストシーン、冬の静謐な軽井沢の新幹線ホーム、余りにドラマチック。

2016/05/21

残酷な天使

交通事故で夫を失くした悠子と妻に自死された義彦の恋愛に影をさしたのは、義彦の継父・英二郎であった。彼は、恋に貪欲な人物であり、義彦の妻の自死の元凶であり、悠子に恋慕する。そんな継父を憎むあまりにとった義彦の行動は、二人の恋を引き裂いた・・・。 唐突ですが、主人公悠子の親友である摂子の健全さに深く惹かれてしまいました。 摂子の健全さが作品全体の不健全さを引き立て、救っているように思えたからです。健全なモノに惹かれるという自分・・・結構病んでるかもしれないです。

2013/02/27

Junichi Watanabe

#読了 。素晴らしい作品、恋愛小説で感動したのは久しぶり。先の展開が最後まで読めなかった。作中に出てくるペルコレージのスターバド・マーテルを聞きながら1章の終わりを読み返すと、凄まじく迫力がある場面が浮かんでくる。3章も聞きながら読んだ。より一層冬の軽井沢が入りこんで来る。最後の軽井沢駅のシーンを読み終ってから本から目が離せなかった。

2021/11/23

てくてく

ひとりで小池真理子再読祭り。長編では恋・水の翼・月狂いに並んで大好きな作品です。悠子・義彦や英二郎もそれぞれに魅力がありますが、摂子の正しい正義感が第3章をより彩ります。

2016/12/04

感想・レビューをもっと見る