高山右近
高山右近 / 感想・レビュー
まつき
高槻生まれ高槻育ちなので昔から教会にお侍の像があるのが不思議だったが、学校でキリシタン大名のことを知り、高槻城の城主だった人物とわかって興味を持った。高槻音頭にも登場する右近さんは高槻市民には馴染み深い人物だと思う。最近大河ドラマで登場するので気になって読んでみたが当時の迫害の様子は凄まじく命をかけて信仰するキリシタンの生活や高山右近の波乱万丈な生涯に感銘を受けた。改行が少なくて読みにくかったが来年の没後400年を前に読むことができていい時期にいい本と出会えたと思う。
2014/06/02
Ryuji
★★☆☆☆戦国時代のキリシタン大名・高山右近の晩年の小説。最後のマニラに渡ってからの話は興味深かったが、全体としては正直読みづらかった。何とか読み切ったという感じです。秀吉のキリシタン追放令が出た時、ほとんどのキリシタン大名が棄教(本当に棄教しなかった人もいるようだが)した中で、この高山右近は過去をすて信仰に賭けた人物。何故そうまでしたのか非常に興味があり、他の本も読んでみたい。
2013/06/02
それいゆ
右近が金沢から出発し長崎からマニラへ国外追放になり、マニラで病死するまでを初めて詳細に知ることができました。1615年に亡くなった右近は、没後400年にあたる2015年に殉教者として列福される手続きが、ローマ教皇庁で進められています。マザー・テレサやヨハネ・パウロ2世と同等の福者となるわけです。加賀乙彦のこの小説は、非常に読みにくく挫折しそうでしたが、右近追放までの概略はだいだい分かったので、また、他の本も読んでさらに理解を深めたいと思っています。
2012/01/01
ソングライン
キリシタン追放令により加賀を出国し、追放された地マニラにて死すまでを描いた高山右近伝です。信長、秀吉に仕えキリシタン大名として活躍する姿はドラマでよく描かれますが、日本を追放された後のことはあまり知られていません。本作は、彼の家族、追放されたパードレ、また日本に残り殉教した人々のことが丁寧に描かれています。
2016/12/14
アトム
キリシタン大名高山右近の後半生を描く。人物名が覚えにくく、また描写も難しく、理解しづらかった。マニラに追放されてからの束の間の安らかな日々には、ホッとさせられた。
2018/05/30
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