八月のマルクス
八月のマルクス / 感想・レビュー
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
あるスキャンダルが原因で芸能界の引退を余儀なくされた元お笑い芸人・笠原雄二は、行きつけのバーで元相方の立川誠と5年ぶりに再開した。その立川から驚くべき告白を受けた数日後、彼が行方不明となり・・。第45回江戸川乱歩賞受賞作。いくら親しかったからといえども、芸能界を引退した後もこれだけの便宜を図ってくれるのだろうかと疑問に思ってしまったが最後、そのどれもがご都合主義に思えてしまって物語の中に入り込むことが私にはできませんでした。とはいえ事件のからくりそのものはなかなか面白かったです。★★★
2012/08/12
あっ!chan
何だか複雑に絡み合った人間関係というか思いが、話が進んでいくなかで明らかになっていくストーリー展開なのでちょっとついていくのにしんどいかも…最後まで読みきってもスッキリ感が無いと感じるのは自分だけかな?登場人物への性格付けも中途半端な気がするし、これといった伏線もビックリする仕掛けも無いし、面白くなくはないんだけど皆がいう通り江戸川乱歩賞受賞作だからという期待が大きすぎたかな…(上から目線ですみません)
2014/08/12
ちょん
後半にさしかかるまでの道のりが少し長いと感じた。殺人をおかしていく動機が弱い気もした。ただ、後半のスピード感には圧倒された。最後まで面白く読めた。
2012/07/15
塩崎 周司
再読なのにストーリーが思い出せない。初読時、マルクスを資本論のカール・マルクスのことだろうと誤解していた。それをこのたびも同じ間違いを犯した。お笑い界の巨匠・マルクス兄弟の謂いである。主人公は元お笑い芸人。芸能プロダクションを巡る黒い疑惑を追いかけるのだが、語られる内容は「軽く」はない。芸人とファンの複雑な心理模様が謎の鍵である。
2017/10/19
ミーコ
「江戸川乱歩賞」と言うのが目に止まり 読んで見ました。前半 話が進まないのにイライラしましたが後半は一気読み!! 面白かったですが、期待しすぎた感が有ったかな?
2012/05/25
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