ヒトのオスは飼わないの
ヒトのオスは飼わないの / 感想・レビュー
mukimi
ロシア語通訳者、天才エッセイスト米原万里さんの飼い猫飼い犬にまつわるエッセイ。読書が楽しすぎて、またあの本の続きが読めるから今日の仕事頑張る、と思える本だった。電車のなかで笑いを堪える読書は久しぶり。相変わらずパワフルでポジティブで愛情深くて行動力と発想が常人離れしていて圧倒されるし、周囲の人たちとの友情が素晴らしい。犬や猫は飼った事がないし別れのシーンは悲しすぎるけれど、人生で一度は共に生きてみたいと思えた。悲しい事件のニュースで胸がいっぱいになっていたところを米原万里パワーが明るい気持ちにしてくれた。
2022/11/03
やよい
動物エッセイで楽しみにしていたが、部分の表現があわなかった。時代ですかね。内容は面白かっただけに、残念。こればっかりはしょうがない。
2015/02/01
あおりんご
読んでいて悶えた。米原さんの一心な動物達への愛ある行動や言動に「わかるわかる」と、ことあるごとに共感。類は友を呼ぶというが、彼女の周りに集まる人間も動物好きばかりで、読んでいてとても心がなごんだ。人間の勝手でひどい目に会った記憶のある猫ちゃんや犬ちゃんに心痛み涙も出た。出会って良かった1冊。タイトルとは全然イメージの違う中み。
2013/03/06
てまり
ヒトのオスを飼うだの飼わないだのとは、なんとまぁと思って手にしたが、イヌネコにあふれんばかりの愛情を注いでいるエッセイだった。イヌ好きネコ好きにはたまらんでしょうが、それほどでなくても、彼らの愛らしさには思わず顔がゆるんでしまう。
2008/11/26
星落秋風五丈原
ロシア語通訳として活躍する著者の犬と猫との共同生活を描いた最新エッセイ。 ロシアから連れ帰った猫、雷雨に消えた犬のことなど笑って泣ける。無理と道理との出会い(このネーミングはすごいな)。ロシアでのターニャ、ソーニャとの出会い。 野良犬ゲンとの出会いと突然の別れ。物言わぬ者達とのコミュニケーションを本当に鳴いて取っているとは…。しかしこれだけの動物と暮らすのは、広い家でないとダメでしょう。こちらが頭悩ます旅行も勝手知ったる運転手さんや スチュワーデスの協力で一緒に行ってしまうのですから、うらやましい。
2005/05/13
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