恋情
恋情 / 感想・レビュー
星落秋風五丈原
完璧な主婦を自負するエルメス伯爵夫人は、ある日夫の不貞に遭遇する。自分を殺す事で必死に守ってきた結婚生活は、間違いだったのか。絶望に沈む夫人の前に現れた美貌の青年。たちまち心を奪われた夫人を襲う衝撃の事実とは。フランス革命の嵐の中、禁断の恋に落ちた夫人の狂おしい心模様と純粋すぎる愛を描く『恋情』。後『エルメス伯爵夫人の恋』として文庫化。貞淑な妻が不倫に堕ちるとき。おののきながら年下の男に溺れていく女の哀歓と陶酔を描き、人間のエゴイズムをみつめる最新傑作。
2000/06/12
Junko
2話目の「接吻」、よかったです。ジャンヌの告白に次第に心を動かされていくシャルルに、「おいおい、大丈夫か?」とはらはらしましたが、いやいやどうして。ジャンヌ、お見事でした。
2017/05/10
ペルー
実際は2000年に読みました。読書記録が出てきたので追加。この本はおもしろくて、あっという間に読み終わりました。この人はヨーロッパ、とくにフランスの話が多く、なんて事ない事実をものすごく肉付けして面白い話にしている。
2006/08/09
月
気軽に選んだ本でしたが、フランス革命なる別世界の物語で(汗)けっこう重かったけど、一気に読めました。フランスの過去を久々に垣間見た気がして、ちょっと怖かったです。
2011/08/18
pin
『接吻』は処刑人サンソンのこと興味があったので、思いがけず彼のことが書かれていて興味深く読みました。今、日本の戦国時代が注目されてますが、フランス革命時の登場人物達のパワーはやっぱり魅力的です。
2009/08/21
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