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いつも心に好奇心: 名探偵夢水清志郎vs.パソコン通信探偵団 (講談社青い鳥文庫)

いつも心に好奇心: 名探偵夢水清志郎vs.パソコン通信探偵団 (講談社青い鳥文庫)

いつも心に好奇心: 名探偵夢水清志郎vs.パソコン通信探偵団 (講談社青い鳥文庫)

作家
はやみねかおる
松原秀行
村田四郎
梶山 直美
出版社
講談社
発売日
2000-09-25
ISBN
9784062104104
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いつも心に好奇心: 名探偵夢水清志郎vs.パソコン通信探偵団 (講談社青い鳥文庫) / 感想・レビュー

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ユメ

夢水清志郎シリーズとパスワードシリーズを愛読していた小学生の私にとって、この本は謎と浪漫の詰まった真紅の宝石箱のようだった。「クイーン」「ジョーカー」「飛行船」「人工知能」という四つのキーワードを使った、はやみねかおるさんと松原秀行さんのこのうえなく豪華な競作。片や怪盗クイーンが初登場する本格ミステリ、片や渾身の回文の数々に思わず唸るミステリ。両作品に共通しているのは、作者が愛するミステリの面白さを子どもたちに伝えようとしてくれていることかな。倉木博士のRDを思う親心には思わず涙腺が緩む。

2018/02/14

へくとぱすかる

合作かと思ったが、少し違っていた。読んでみると、夢水清志郎が先に着想され、あとからパスワード探偵団が、夢水世界を取り入れる形で話を作ったと推測。シリーズ番外ではあるが、これが怪盗クイーンの初出のようだ。大仕掛けのトリックは、もちろん「あの作品」の発展形だろうなぁ。パスワードものは、回文のおもしろさに徹した感がある。かなり回文のレベルが高いので脱帽。

2016/02/11

みなみ

夢水清志郎シリーズとパソコン通信探偵団の競作。怪盗クイーンや助手のジョーカーが初登場して、何だか懐かしい気持ちに。子供向けの王道ミステリーだけれど、きちんと伏線があり、好きな本だったのでトリックを覚えていても楽しめた。「戦争は、なにより子供たちの未来を奪います。大人は、子供たちに未来を与えるのが仕事です。未来を奪う戦争は、絶対にしてはいけない」という教授の言葉は作者の考えなんだろうな。

2023/07/07

じょうき

図書館本。怪盗クイーンを読むに当たり、初出を抑えておかねば、ということで。クイーンはルパンなのだなと思う。論理とかリアリティとかいった窮屈な世界ではなく、ひたすら自由に楽しい、美学を生きる怪盗の物語。まだお目見えでるあるのと、競演した夢水探偵もアクが強いので、単体作でどのような活躍を見せてくれるのか、楽しみ。二作家の共作だったが、パソコン探偵は初読み。やはりシリーズを知らないと、いまひとつ乗り切れないが、回文で言葉遊びの楽しさが盛り込まれた作品。探偵団の面々もキャラが立っていてよかった。

2023/10/02

志摩子さん

怪盗クイーンシリーズをきちんと読もうと思って、初登場のこれを再読することにしました。ここではまだ夢水教授が主人公で、クイーンはゲストスターですね。

2015/10/12

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