日本国債 下
日本国債 下 / 感想・レビュー
星落秋風五丈原
総理大臣倉坂は、東南アジア訪問の専用機途上で、密かにほくそ笑む。同じ頃、トップディーラー野口がバイクと乗用車につっかかられるようにして事故に遭う。野口の部下朝倉多希は、彼の推薦でディーラーになったばかりだった。そして日本国債の入札で、応募額が集まらない未達が起きた。日本が破産する?市場はパニックになり、債券、株価、円も大暴落。だがなぜ未達が?朝倉多希は野田の不審な交通事故への疑念と共に、事件の渦中に巻き込まれていく。牛熊クラブという集まりの存在を知らされる多希
2004/05/20
tetsuya
信じられないほど薄っぺらい登場人物がぎこちない文章に乗って動き回る新しいタイプの小説。。
2018/01/28
本の小さな虫
上下巻の長編。証券会社トレーダーの苛酷な仕事と絶えずストレスにさらされる環境に、私ではとても務まらないと思った。一回の取引で何億もの取引を行うために市場の動きは勿論世の中の動静までもウォッチして、締切間際まで全力で情報収集して短時間で判断を下すなんて。国債に関わる財務官僚、証券会社トレーダーの仕事ぶりが丁寧に描かれていた。また、市場の動きの描写やカーチェイスシーンのようなスピードを感じる場面はとても迫力があった。登場人物も個性豊かで、中でも野田さんは人として素敵で、私もこんな上司と働きたいな、と思った。
2021/05/22
ぶぅ
終わりスッキリで満足。面白かったです。他の話も借りに行こう。
2012/04/20
やっほっほ
誰のため?
2017/01/23
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