ザ歌舞伎座
ザ歌舞伎座 / 感想・レビュー
筋書屋虫六
歌舞伎が大好きになったことの大きな要因は、「歌舞伎座」という空間で贅沢な半日(時に1日)を過ごす快感を知ってしまったから。その歌舞伎座が来年4月で取り壊されると思うと、とにかく残念。役者さんや裏方さんにとっても、観客にとっても記念の1冊になるのでしょう。できれば、歌舞伎座の建築的な構造なども入れ込んで欲しかったというのと、地方さんの楽屋ってないのかなぁ?というのが疑問でした。取り壊しの前に見学会をやって欲しいです。
2009/07/31
まめはち
第4期歌舞伎座の写真集。俳優さんはもちろんのこと、地方、大道具、小道具、床山、小裂、頭取(鴨志田文雄さん=馬の足、音真似名人だった中村仲太郎さん)や狂言作者の竹柴正二さん、そして口番さんまでもが登場人物としてお名前が紹介されていて、嬉しくて涙が出ました。歌舞伎座を支えている方々を余すことなく紹介している写真集が残っていることは本当に貴重なことです。個人的には、付け打ちの芝田正利さんの舞台を見つめる真剣な眼差し、阿古屋琴責の集合写真、猿源氏の勘三郎さんと玉三郎さんのツーショットが特に好きです。
2019/06/30
Rina Niitsu
116頁。 以前の歌舞伎座の雰囲気を伝えてくれる今となってはとても貴重な写真の数々を篠山紀信さんの撮影で堪能出来るとても豪華な写真集でした。坂東玉三郎さんのご案内で大道具さんや床山さん方のお仕事場やとんぼ道場など、普段は拝見出来ない場所のお写真も掲載されており嬉しいです。また、楽屋や花道から客席を見たお写真も印象に残りました。
2018/06/01
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