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日本人のこころ(2)

日本人のこころ(2)

日本人のこころ(2)

作家
五木寛之
出版社
講談社
発売日
2001-10-15
ISBN
9784062105088
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日本人のこころ(2) / 感想・レビュー

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ZEPPELIN

過去の真宗への弾圧について。こうやって見ていくと、日本人も本来は信心深いのかなと思わされる。ただ、九州における弾圧と信長の行動を同列に語るのはどうなんだろうか。確かに長島の一揆に対しては少々残酷だったと思うけれど、この時の信長は身内を失っている。それに、顕如と和睦した時は武装解除は要求しても布教の禁止までは要求していないはず。東西分裂だって本願寺の内部分裂である。そこを五木さんはどう考えているんだろうか。本当に真宗を弾圧する気なら、こんな条件で済んだとは思えない

2015/01/31

すうさん

「日本人のこころ」シリーズ第二弾。九州の「隠れ念仏」と東北の「隠し念仏」についての随筆。要は真宗の総本山、本願寺との関係があったかどうかというところでの違いだそうだが、日本での宗教弾圧を考える機会になった。遠藤周作の「沈黙」で、隠れキリシタンのことを知ったのは中学のころ。異教とは呼べない仏教の宗派のなかでもこのようなことが起こっていたのは驚きだった。日蓮宗に関しては相当厳しい弾圧があったらしいのだが、はじめ「隠れ念仏」とは日蓮宗のことを書いているのかと思っていた。親鸞の説いた浄土真宗だとは驚きだった。

2016/01/26

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