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天地のはざま

天地のはざま

天地のはざま

作家
たつみや章
東逸子
出版社
講談社
発売日
2001-03-27
ISBN
9784062106733
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天地のはざま / 感想・レビュー

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Hideto-S@仮想書店 月舟書房

月神のムラと日の神の巫女ヒメカが統べるクニの闘いの行方を一変させた大国アヤ。信仰を持たず、武力で勢力を拡大していたこのクニが通った跡には、行き場を絶たれたヒトとカムイの悲しみと怨嗟が残っている。大切な人々の血が流された時、『かがやく尾を持つ星』の息子ポイシュマの祈りは大蛇となり、海はすべてを飲み込もうとした。古事記が編まれる1000年前、歴史の彼方に消えたオオモノヌシ出現。縄文ファンタジー第三章。

2015/09/26

さつき

前作から2年ほど時が過ぎて、ポイシュマもワカヒコも大きくなりました。ムラの生活に解け込むヤタカ、決して馴染もうとはしないホムタ。そして、ついに戦いが起きてしまいます。主人公たちの価値観とは相入れないホムタの姿にどうしても同情してしまう。狩猟採集生活でも定住しているのなら、もっと土地などをめぐる諍いがムラ通しにあったのではと思ってしまうので…他人よりより多く、よりすぐれた物を欲しがるのは人間の本性だと思います。アテルイたちのムラのような理想郷はないよね?と思ってしまう私は、汚い大人なのかも。

2017/03/26

いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】

*古史古伝・3巻*縄文末期、山も川も動物も、みな心ある存在として共生していた神代の時代。ついに異文化・弥生との緊張は限界まで来ていた!ポイシュマとワカヒコ…敵味方を越えた友情を抱く二人だが、時代は残酷なまでに無慈悲だった…!?(紹介文・他より)――嗚呼…、戦争の一番エゲつない部分がもろに出て来ました…。 ⇒続き《☠以後、戦争のエグさが苦手な方はUターンをお勧めします☠》

2013/12/10

ときわ

ポイシュマとワカヒコは、やはり別れなくてはいけなくなった。この巻で、ムラとクニ以外に、もう一つの生き方をする人たちが出てくる。焼き畑農業をする人たちだ。私は今まで縄文と弥生しか頭になかったが、焼き畑は弥生なのか?古代史的にはどっちなんだろう。ホムタがあまりにもあっけなく・・・。ワカヒコは覚悟を決めた。ポイシュマは大きな力を得たが、悪しきものもその一部。この二人が、二つの文化をどう率いていくのか楽しみだ。

2019/07/01

花宴

月神シリーズ第3弾。終盤の展開には手に汗握りました。突然現れたポイシュマのもうひとつ正体にも驚かされましたし…。怒りを集めての大きな力には何か違和感がありましたが、やはりポイシュマにとって両刃の剣のようです。怒りや憎しみの中で正しい道を行くのは難しい(>_<)ポイシュマにもワカヒコにも困難でも正しい道を選んでほしいと強く思いました。

2017/02/14

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