鎖国してはならない
鎖国してはならない / 感想・レビュー
風に吹かれて
内外の大学などでの講演を中心にまとめたもの。2001年刊。ヒロシマ、オキナワ、民主主義など、これまでもいくつかの講演集やエッセイなどで触れてきたけど、大江氏が長年考え続けているテーマが読みやすく語られている。若い人に向けて話しをする、これからの人たちに向けて話をする、ということが大切な年齢になっているということを自覚しての言葉だけに、この国の先行きに不安を持ちつつ、楽天的な気持ちを持ちながら、やさしく語っている。。。この本でも触れられているギュンター・グラスは、先ごろ亡くなった・・・。
2015/05/11
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