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夏の王

夏の王

夏の王

作家
O.R.メリング
井辻朱美
出版社
講談社
発売日
2001-07-01
ISBN
9784062108294
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夏の王 / 感想・レビュー

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さつき

双子の妹の事故死に負い目を感じているローレル。周囲との不調和に悩み生き辛さを感じているイアン。幼馴染の二人が妖精からの依頼に応えて難問に挑みます。不吉な出来事や恐ろしい符合に胸をかき乱され、最後は目が溶けるかと思うほど泣きました。愛は許しであり、全て受け入れることで悲しみと絶望から逃れられる。信じることが出来たら私にも救いはくるかしら…

2019/11/21

たるき( ´ ▽ ` )ノ

『妖精王の月』の続編だが、読んでいなくても十分に楽しめる内容。双子の妹の死を引きずり、遺された日記を何度も読むローレル。謎を解き明かすため、アイルランドへ向かうところから話は始まる。光と闇。善と悪。誰もが持ちあわせている両面を自覚して認める強さが素敵。とても面白かった!

2022/11/25

マツユキ

ローレルは、一年前、双子の妹オナーが死んだアイルランドにやってきた。オナーの日記を読んだローレルは、オナーが誰と会っていたのか突き止めるが…。 『妖精王の月』後の話で、再び、妖精の世界にピンチが。助けるのは、人間なんですね。やりとげられなかった妹の代わりをする事になるローレル。幼馴染みで地域の問題児イアンも一緒に。今回は現実の割合が大きいような気がします。人を知る。己を知る。途中で一冊で終わるんだろうかと思いましたが、勇ましい少女の活躍が楽しく、恋愛もあり、久しぶりに少女小説を読んだ気がします。

2020/04/05

ちゃちゃ

(こみねゆらさんの美しいイラストにぴったりの美しいミディールが上王になって登場!前作では,一人だけ貧乏籤だったミディールだっただけに,嬉しいなあ~。)結局,闘うべき敵は,いつでも自分の内側にあるのかもしれませんね。後ろ向きになりながらも懸命に前を向いて道を切り開いていこうとするローレルの姿が眩しい。

2010/09/20

mahiro

『妖精王の月』の続編、双子の妹を亡くしたローレルはもう一度妹に会いたいと思う余り妖精界と関わり使命を託される…現実世界に出現した妖精の島が見える人々が普通の人間の中にもいて、彼等が当たり前の事として島を眺めている場面が良かった。妖精世界と現実世界が表裏一体となって存在している美しいアイルランドに対する作者の愛が伝わって来る作品だった。

2015/09/22

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