日本人のこころ 6
日本人のこころ 6 / 感想・レビュー
すうさん
五木寛之の「日本人のこころ」シリーズ全六巻を完読した。この第6巻は、1~5巻までの内容の元や、示唆をうけるネタとなった歴史学者や民族関連の大学教授との対話集がまとめられている。だから5巻までのおさらいのように読めた。総じて、日本は単一民族で、言葉も文化も一様であると思っていたが、歴史を振り返ると単一の民族でもなく、人種差別や階級があり、同じ宗教でも「隠れ念仏」「隠し念仏」のように多種多様であった。しかし近年グローバル化と称して均一化しようとしているのは、地球の生物として逆行している気がしてならないのだ。
2016/03/02
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