DIVE!!(3) SSスペシャル’99
DIVE!!(3) SSスペシャル’99 / 感想・レビュー
しろいるか
予想通り、第3巻の主人公はMDCのエース・要一。早々と決まったオリンピック代表の座に、自他とも認める不動のエースは「実体の無い幻の雪」を見る。第1巻の知季の章から時間が経過しているのだろうが、要一の眼を通して見る知季の成長ぶりが恐ろしいほどだ。「ベストを尽くして飛び、その上で失敗してほしい」という言葉、自分を追いかけ、追いつこうと輝きを放つ年下のライバルへの偽らざる気持ちなのだろう。さあ、役者が出揃っての最終巻、誰が歓喜のスプラッシュを上げるのだろうか。
2011/11/10
maxa
1巻知季、2巻飛沫ときて、3巻は大人たちにただのコマのように動かされる自分が許せず奔走する要一がメイン。ここまででこの巻が1番好き〜。精神出来過ぎだろと思いつつも、真っ直ぐに行動する要一の行動、決断にはスカッとした。大人たちのオリンピックでメダルを取らなければならない必死さもわかっただけに、それでも真摯に対応した日水連の前原会長も粋でいい。ついにこぎつけた試合の結果は予想通りになったけれど、これで次の戦いがより濃く、より研ぎ澄まされたものになった。でも全然ギスギスしていなくてひたすら熱い。ついに最終巻!!
2021/09/09
しょこ
今回のメインはサラブレッドの要一くん。みんなの夢である代表を獲得したものの、何かが違う。政治力や経済的なものがからんでくるオリンピックは、現実でも、飛込み競技に限らず選手たちを戸惑わせるが何かがある、と観ている我々にも感じられる。報道だってメダルの数に御執心。サラブレッドにはサラブレッドなりの悩みがあるのだ。むしろ悩んだ末、直談判する彼は潔い!!そして、日中親善試合はドキドキと手に汗握る場面だったー(>_<)これから自分たちの築いたステージで夢に向かう彼らを引続き応援するのだ☆
2017/06/21
takaC
上手いなあ。この巻は要一の巻てわけか。
2011/03/21
エンブレムT
この巻は、飛込み界のサラブレッド・要一の物語でした。立ち姿もスマートな、ストイックな美形です。ワクワク♪が、シカシ、この巻で描かれていたのは彼の心に降り積もっていくような無力感でした。勝つたびに孤独になっていく姿。自分の気持ちに関係なく、大人達の思惑で動いていく世界。自信家で、皮肉屋で、エゴイストで・・・そしてなんてピュアな17歳なんだろう。読後は完璧に要一応援モードになってました!
2010/04/02
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