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ジャンヌ・ダルク暗殺

ジャンヌ・ダルク暗殺

ジャンヌ・ダルク暗殺

作家
藤本ひとみ
出版社
講談社
発売日
2001-11-20
ISBN
9784062109871
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ジャンヌ・ダルク暗殺 / 感想・レビュー

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金吾

○どこまでが通説にもとづいているのかわかりませんが、面白かったです。シャルル7世が何故ジャンヌダルクを見捨てたのかわからなかったので、この小説の話は疑問をすこし解消してくれました。佞臣や宮廷は恐ろしいと思いました。

2023/05/12

いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】

図書館**西洋時代小説**聖なる乙女ジャンヌダルク。しかし本書は、彼女と同姓同名である娼婦ジャンヌが主人公。神の声に従う乙女と野望に燃える娼婦、悪をきわめた将軍たちがおりなす熾烈な歴史絵巻。はたして神は、誰を支持するのか!?(紹介文・他より)――架空の登場人物、娼婦ジャンヌを通して、百年戦争の表舞台に立つ人物たちが鮮やかに、そして活き活きと描かれる。娼婦のジャンヌも、ラ・ピュセルの単純なアンチテーゼではなく、計算高くも義理は忘れないという人間らしさが非常に好感。素晴らしい人間模様が堪能できる傑作歴史小説!

2013/06/09

takaya

英仏百年戦争を終結させたフランスの歴史的ヒロイン、ジャンヌ・ダルク。狂信的に神を信じる彼女と、同名の名を持つ娼婦ジャンヌが、権謀術数渦巻くフランスの宮廷で翻弄される展開は、とても面白かったです。ただ娼婦のジャンヌが架空の人物ならば、彼女に関する最後の展開は腑に落ちませんでした。

2021/03/26

assam2005

ジャンヌが二人登場する。娼婦ジャンヌから見た聖女ジャンヌの生き方はどう見えたのか。清き世界に住む聖女と、何よりも生きることを選んだ娼婦。二人の生き方が比較され、聖女の理想の生き方が現実的ではなく、自己の精神世界とごっちゃにしている感じがして、違和感を感じた。大人達が異端としたのも分かる気がする。だからといって自己の利益のためだけに他人を物のように扱う大人達の感覚が正常だとも思えない。道を誤った者は既に人でないと考え、しかも人の命をこんなに軽く考える宗教だったとは。ここから現代の道徳観によく繋がったと思う。

2018/12/29

星落秋風五丈原

ジャンヌ・ダルクが2人いたという奇想天外なエンターテイメント。百姓娘で神の声を聞いたというジャンヌはラ・ピュセルと呼ばれる処女。激しい心情、イキイキとした姿もよく描かれているが、本当のヒロインはイギリス軍に囲まれているオルレアンの『快楽の館』の女主人ジャンヌ。

2001/11/25

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