涙堂: 琴女癸酉日記
涙堂: 琴女癸酉日記 / 感想・レビュー
さなごん
笑い般若がこわかった。なくなった夫の殺された理由がわかってよかったが、伊十かわいそう。若と旦那は別れちゃえばいいのに。
2015/12/25
みさどん
初めての宇佐美さん。琴さんの母としての感情や女目線の気持ちがなかなかにツボを得ていた。回りの登場人物もいい人にとどまらず、嫌みも言うし悩みや小言もあるので、単純な人情ものではなくて好感を持った。流言や流行りものに人が踊らされていて、現代と似ている現象には笑ってしまった。
2020/03/31
なにょう
八丁堀の役人の奥様。町人にまじわって日々を過ごす。宇江佐さんお得意の。やはり第四話「笑い般若」が白眉だろう。5人の子育てと家事にあくせくしてきた主人公の琴と、琴が憧れていた従姉の乃江。裕福な商人に嫁いだ乃江の将来は安泰かと思えたが……。老人、老人介護の現実。当時の実態は。★仇などなんだの、いつもの安定の宇江佐さんでした。まじめに働いて、いつも笑って暮らせたら御の字だ。
2024/09/11
デジ姫
読んだ記憶があるのに読書メーターに記録が残ってない。再読になったけど最後まで飽きなかった。
2020/11/27
ユカリ
同心の夫を突然失った琴は絵師の次男、賀太郎の住む通油町に移る。北海道に居ながら資料を読み込み物語の中に江戸をありありと出現させた宇江佐さん。都市伝説的噂話や大食い比べやもじり言葉など、江戸に流行る風物は現代にも通じるものがある。驚きは株の売り買いまで!そして琴さんの忘備録的な日記もユーモアがあり味わいがある。妻、母として五人産んで育て上げ、家族の心配をしたり人の世話を焼いたり、時には青春を取り戻したように華やいで。生き生きと暮らす琴さんに思わず宇江佐さんを重ねる。もっと書いて欲しかった!
2019/10/14
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