歴史認識と小説: 大江健三郎論
歴史認識と小説: 大江健三郎論 / 感想・レビュー
yu-onore
「歴史を認識するということは、常に「再審」であり、いまここにおける自らの責任における「審判」を下すことなのだ(=自分自身の審判)」。 現代に生まれて『取り替え子』を起点に大江を読もうとする若者の立場に立って(もちろんこんな読解できる人ほとんど皆無に近いけど)、大江の各々の小説が星座(ベンヤミン)の中で見え方を常に変える星のように検討される。それが日本の忘却への批判へ。
2021/03/05
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