すらすら読める奥の細道
すらすら読める奥の細道 / 感想・レビュー
にゃーごん
枕歌の地を巡礼する芭蕉と曽良。いざその地を訪れてみては、面影もなくてがっかりすること多数。それでも各地に広がる俳人ネットワークのおかげで楽しいひと時もありながら、東北、北陸、伊勢へと歩ききった。芭蕉は人生の終りが近いことを意識してこの旅に出たようだ。必ずしも思い描いたとおりの旅ではなかったようだけれど、夢を実現したんだなあ。終わりはいつ訪れるか分からないものだから、自分もやりたいと思ったことは積極的にやっていきたいなと思った。知らなかった俳句もたくさん知れて、いいなと思うものにいくつか出会えた。
2024/06/09
ZEPPELIN
上に原文、下に現代語訳という形式で、確かに読みやすい。正体不明の何かに旅へと突き動かされ、その旅路でも心躍ったり憂鬱になってみたりと、芭蕉の心の忙しさも読み取れる。しかし、現代語訳というものはあくまでもこの作品の著者による現代風の理解であって、当時の芭蕉の心情に少しでも近付くには、やっぱり自力で原文を読んだ方がいい。俳句なんて説明過多で味気がないし、先人の言葉の使い方の上手さには改めて感服する。ただ、今さら古文の記憶もなければ勉強をする気もないのが悩みどころ
2014/07/13
きなこ
あの有名な句は足で稼いでのもの。”塚も動け”はここでしたか、旅は良い。
2019/09/22
kinaba
松島の節の圧倒的テンション、こちらまで楽しくなる。面白かった
2017/07/13
コーンポタージュ
松尾芭蕉は真面目な人だったのだな、という印象を持った。
2013/09/18
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