KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

マドンナ

マドンナ

マドンナ

作家
奥田英朗
出版社
講談社
発売日
2002-10-01
ISBN
9784062114851
amazonで購入する

マドンナ / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

文庫フリーク@灯れ松明の火

『やけ酒や ばかものどもが 夢のあと』恋にすら至らず、マドンナに夢想の失恋した二人。ばかだなぁ、一杯おごらせろよ、と声掛けたくなります。それが会社であれ他のコミュニティであれ、素敵な人に惹かれるのは自然なこと。ファッションを気にしたり、格好いいとこ見せようとか、頑張ろうとか。どろどろした関係に陥いらなければ、却って日々の生活と気持ちに張りが出るように思えるのですが。憧れるのは「パティオ」のおひょいさん。静かなパティオの藤棚の下。テーブルにペットボトルの水を置き、持参した本を読むサングラスの老紳士。→続

2012/06/17

nyaoko

「ガール」と同じく、図書館から「懐かしい〜」と持ち帰り。こちらは40代のサラリーマン達が主人公。ちょうど今の自分のレビューと同じくらいになってます。いい歳して若い女の子にポウッとなったり、職場で同僚や上司とマジ喧嘩したり、隠しても隠しきれない本音を奥さんにはダダ漏れでチクリと皮肉を刺されたり、男の人ってホント成長しないのね〜なんてクスクス笑いながら読みました。読み返して「パティオ」が一番好きになりました。

2016/05/05

達ちゃん

早くかっこいい爺さんになりたいなと思ってしまった。中年男って何か中途半端でかっこ悪いよな~。あと、表題作「マドンナ」に激しく共感^^;;;

2017/01/14

酔拳2

中年男性必読の一冊!表題マドンナは、読んでて主人公に、あ、バカ、違う、やめとけ!とかソワソワしちゃって読んでられなかった。全編会社と仕事の狭間で苦労する中年達。どいつもこいつも…と言いたくなるのはわかる!おじさんめちゃくちゃ共感します。んで最後のパティオはよかった。じーんときた。ともすりゃ泣けた。何がって言われると困るんだけど、ああいう小さなつながりっていいよね。いろんな立場があるけど、いろんな見方もあるんだなあ。

2017/11/06

しょこ

表題作の「マドンナ」夢想してる倉田の姿はスッカリ恋する思春期そのもので笑えた。「パティオ」が好き。人の気持ちのあいまいさが描かれ、自分のそんな気持ちとうまく折り合いをつけているおひょいさんが素敵だった☆全体的を通して、サラリーマンの些細なだけど、きっと誰もが共感できるような喜怒哀楽ぶりが描かれてた。出世したきゃそれなりに、出世に興味がなくてもそれなりに、職場&家庭内政治も含めてその孤軍奮闘ぶりが面白かった。奥田さんの描く家庭像はご自身がそうなのでしょうか“女房強し”の印象が強い。↓続

2016/08/10

感想・レビューをもっと見る