対話篇
対話篇 / 感想・レビュー
めろ
再読。タイトル通り対話がメインになっている3編の短編集。死を前にし孤独の中にいる若者が人との対話、自分自身との対話から希望を見出していく。「間違いない。この世界は素晴らしい。」自分の人生何があっても立ち向かっていこうと勇気をもらえた。大切な人がいても、まだいなくても、それがどれほど大切か実感できるんじゃないかと思います。
2013/06/05
スケキヨ
映画篇に続きこちらも。中篇3篇。どれも結構好みでした。やっぱり「花」に全部持っていかれたなぁ。徐々にこみ上げる感がたまりません。そして読了後の中扉の花の画を見ると!ナイス装丁。
2011/05/07
ばふぁりん
映画篇を拝読してから読もうと決めて漸く読めました。金城一紀さんの作風の多様性に感動です。どの篇を読んでいても違う方が書かれているかのように感じます。“本当に愛する人ができたら、絶対にその人の手を離してはいけない。なぜなら、離したとたんに誰よりも遠くへと行ってしまうから。”全ての物語に納得です。
2014/03/29
れいぽ
明るい日差しなのに切なさがこみあげてくるような、透明度の高い作品。最後の「花」は秀逸。好きな人を思う気持ちに涙です。「私を忘れないで」花言葉がこんなにも響くなんて…。。。
2010/07/28
Nak34
最後の「花」は、素晴らしい。死を、生きる事の意味を問う作品。重松清氏の「峠うどん」を読んだ後なので、比べてしまった。ゾンビーズ・シリーズは好きだけどね。ちょっと残念な気がする。
2012/06/17
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