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奇偶

奇偶

奇偶

作家
山口雅也
出版社
講談社
発売日
2002-10-01
ISBN
9784062115827
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奇偶 / 感想・レビュー

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ダイ@2019.11.2~一時休止

奇跡的な出来事は偶然なのか?。山口さんらしく変な雰囲気の作品だった。

2013/11/07

MarsAttacks!

不可思議な事件が連続し、すべての事件に偶然居合わせる主人公、果たしてこの意味するものは?読み終わり、結構な疲労を感じた物語。偶然というものを哲学・宗教・科学の分野で解明していきますが、ものすごい薀蓄の量に、なかなか読む手が進まず、そしてクライマックスにかけての事件の解釈、ちょっと力が抜けました。かなり読み手を選ぶ物語だと思います。

2013/04/04

もぐもぐチョビたん

新年早々キタコレ(=^ェ^=)うへえ。奇書といっても差し支えないんじゃないかなぁ。面白くないわけじゃない。とんでもなく偶然が連鎖した連続怪死事件が起き、偶然や必然の定義について量子力学、確率論、宇宙理論、易学などなど様々なアプローチで描写を試みているのだが。所詮フィクションじゃないですかーやだー(笑)と醒めてしまうのも結末が結末だからだろう。まぁジャンルとしてはアリだと思うけど長過ぎるかな。徒労感ハンパない(笑)。

2015/01/04

karatte

 この文量の長編としては「生ける屍の死」以来(!)だそうで。歌詞の一部をエピグラムにしたり、確かに近い感触かも。ただし内容的にはおよそ別物。キッド・ピストルズシリーズの背景としてはおなじみ、量子力学とりわけ不確定性定理に関する記述がここでもかなり紙面を割いていて、確率論的パラドックス等における著者の関心が相当なものであることが窺われる。とにかく文中の言葉を借りて言えば“鵺のようなグロテスクな”ミステリ風思弁小説であることは疑いない。

2007/06/23

セルジオ肥前

読み終わった後にはどんなカタルシスがあるだろうかと期待しながら読み進めたが、待っていたのは疲労感のみだった。

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