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無垢の力: 〈少年〉表象文学論

無垢の力: 〈少年〉表象文学論

無垢の力: 〈少年〉表象文学論

作家
高原英理
出版社
講談社
発売日
2003-06-01
ISBN
9784062116718
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無垢の力: 〈少年〉表象文学論 / 感想・レビュー

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カザリ

大学のときの先生。お世話になった。

2012/01/24

半朱

明らかに早すぎた。草食系や乙男といった捻れた存在が語られる今こそ、読み直されるべき時では。表現がやや硬いが、他の著作を既読の方ならば問題ないはず。ぜひ改訂、再版して欲しい作品。

2009/09/23

amplecutter

面白い。乱歩「孤島の鬼」が原作の映画を以前見たけれど、こんな奇っ怪な文章で書かれていたとは知らなかった。この作家やあの作品についても読みたいなあと思った名前が後記に結構挙げられていて、今後の論考が出たらまた読んでみたい。

2014/07/05

彩也

少年は、ただ「愛される/望まれる/欲望される」ために存在する「客体」である。そして、「少年愛」文学(「男色」文学でも「同性愛」文学でもない)は、無垢への同一化を求める「自己愛」の文学である。論じられるのは、折口信夫、山崎俊夫、江戸川乱歩、稲垣足穂、三島由紀夫。特に、足穂と三島の章は力作。「少年愛」文学の流れを汲むものとして、「ボーイズ・ラブ」を位置づけているようだが、最近のBLの傾向はむしろ「愛される」存在より、「愛する」存在を描くようになっている気がする。また、「男の娘」なんかも少年愛の延長線上かも。

2012/03/20

イチノイ

近代文学のレポ―ト用に借りてきた本です。終章の道警の行方―乙女・耽美・客体制の魅惑が、なるほどーっていうまとめでした。

2010/07/29

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