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永遠。

永遠。

永遠。

作家
村山由佳
出版社
講談社
発売日
2003-02-28
ISBN
9784062117623
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永遠。 / 感想・レビュー

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優希

とても短いけれど心地よかったです。水族館での待ち合わせの時間に思い出す様々な出来事。その回想が心にスッと入ってきます。人を好きになることとはどういうことかをほんの少し感じることができただけでなく、気持ちが穏やかになりました。各章毎の青い色がより水族館の雰囲気を印象づけます。

2016/08/11

うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

幼馴染の弥生の母親・葉月さんが学生の頃に恋人と待ち合わせをしたというその水族館で、徹也は弥生が来るのを待っていた・・。内山理名さん主演映画「卒業」のサイド・ストーリーです。非常に透明感のあるお話でした。どんなものにも変化が訪れるように、基本的には永遠に同じ状態でいることはあり得ないと思っています。でもこの本を読むと永遠に変わらない気持ちというものを信じてみたくなりました。機会があれば映画の方も観てみたいな。★★★★

2013/05/20

にゃんこ

【図書館】 幼なじみの弥生との待ち合わせ場所、水族館。 その水族館で、なかなか来ない弥生を待つ間に、弥生やその母親:葉月の事を回想する…。 内容としては、そんな感じ。 短いし、すぐ読めてしまう。 でも、水族館に自分もいるような、そして、回想シーンでの弥生の着物姿を自分も見ているような。 そんな錯覚におちいる作品。 文庫本とは違う装丁の表紙や、章が終わる毎にはさまれた「青い色」が、尚更水族館を連想させるのかも。

2014/12/01

Akira

初村山さん。とても短い物語りだったけど、綺麗な言葉づかいが印象に残る。くさくないのがいい。他の作品も是非読みたくなった。入り口としてこの薄さもよかったかな。映画のサイドストーリーだったんだ。

2014/09/27

Ikutan

軽くさらさらとあっという間に読めるのですが、心に響く台詞が沢山。「ほんものの恋かどうか見分ける方法はね。」「誰かに大事なことを伝える時はね。」「想いは永遠なの。」誰かとの間に芽生えた繋がりはずっと消えずに続いていく。日々の中での人との繋がりが愛しく思える一冊です。弥生と葉月さんの物語ですが、それを語る徹ちゃんの眼差しが優しいので心がほんわり温かくなりました。

2014/05/23

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