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すらすら読める風姿花伝

すらすら読める風姿花伝

すらすら読める風姿花伝

作家
林望
出版社
講談社
発売日
2003-12-13
ISBN
9784062117951
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すらすら読める風姿花伝 / 感想・レビュー

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Tadashi_N

古典芸能だけではなく、人生や仕事にもつながる考え方が書いてある。常に緊張してはダメ。

2021/04/18

ひめぴょん

世阿弥が書いた「風姿花伝」に分かりやすい現代文と解説を付した本。芸を題材にした悟道の境地を説き明かした書であり、誰にとっても有益な教訓が詰まっている。「真実の花」「誠の花」「時分の花」「珍しき花」「秘すれば花」と花という表現にいろいろな意味を持たせています。慢心への戒めや老害とならぬよう年齢相応への意識など分野は違っても心しないといけない内容が詰まっています。以下は文中引用とミニ感想です。 子どもに対しては、口うるさく言わず、叱らず、基礎をしっかりやって、褒めて教えるのが上達の近道。→若いうちに基礎を叩き

2023/12/29

かす実

「花」という漠然としたものを到達点とするくらいだから、かなり概念的な内容なのだろうと想像していたが、全くそうではい。理論的でまた実践的な演劇論だった。名声を得ても決して慢心せず、全ての成功は時節の盛りによるものだと自らを戒め、全てのものから学ぶことをやめないその謙虚な姿勢を見ていると、どれだけ人間のできた人であったかと感銘を受ける。また、世阿弥は世間の評価に対してとてもストイックだ。自分が何を美しいと思うかは関係なく、見る者が面白いと思うものが花なのであり、見る者を楽しませない花など花ではないそうだ。

2018/09/26

かも

日経新聞の「私の履歴書」でジャパネットたかたの高田社長が「風姿花伝」について盛んに触れていたので気になって読んでみた。通販番組のMCはプレゼンテーターでありまた日々修行を積む役者と考えるとなるほどこの本に書かれていることは宝の宝庫だろう。日々演じる機会のない私にとっては正直なかなかピンとくることの少ない本だったが、後書きで世阿弥という人間に興味が湧いた。本書はダイジェスト版なので他の関連本も読んでみたい。

2018/09/21

メイロング

解説はこれくらいがありがたい濃度。でも省略部分が気になって、全訳版に手を出す未来は変えられなかったかも。初めて読むなら、やはりこちらで。能は登り方がわからなくて、遠くから眺めている山みたいな印象。きっと楽しみ方のトッかかりはあるはずなんだけど。

2018/01/28

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