都会のトム&ソーヤ(1) (YA!ENTERTAINMENT)
都会のトム&ソーヤ(1) (YA!ENTERTAINMENT) / 感想・レビュー
さつき
一見普通の中学生だけどサバイバルに長けた内人とゲーム好きで頭の良い創也。ひょんなことから仲良くなっていく二人の冒険が楽しい!ビデオテープなどレトロアイテムやチャンピオンが勝ち抜いていくクイズ番組など昔懐かしい雰囲気でほっこりもします。伝説のゲームクリエイター栗井栄太の正体は?内人の片思いの行方は?続きが気になります。
2023/05/31
seacalf
身近なもので危機を回避する痛快さ。冒険野郎マクガイバー(古すぎるか)や、キートンさんみたいに我々を夢中にさせてくれる。『めんどくさがりなきみのための文章教室』を読んで同じ作家つながりで。YA小説はかなり好きだけれど、今回は『なるほど、設定が上手いなあ』と冷めた読み方になってしまった。小難しいことは削ぎ落として、ワクワク要素をふんだんに盛り込まれている。それだけに純粋に楽しめずに勿体ないな。タイムマシーンに乗って、思春期の自分に感想を聞いてみたい。これから読書を始める若い方には良いステップアップ本だと思う。
2020/09/23
hirune
【Audible】内人のばあちゃんはマタギか忍者なのか?気になる^^;創也と内人の互いの得意分野で補い合う名コンビぶりはなかなか楽しいですね。ところでクロロフォルムで人を昏倒させるのってめっちゃ難しいって最近どこかで読みましたが、良い子は真似する機会もないから別に関係ないか☆
2016/09/12
ちはや@灯れ松明の火
現代には冒険する場所がなくなったってのは大人の逃げ口上だ。野も川も灰色に塗り固められた都会にはいろんなモノが落ちていて、その気になれば何でも見つかる。直せば使えるパソコンに家具家電、孤高の頭脳明晰同級生の素顔と夢と情熱、平凡な中学生だと自覚していた自分に眠るおばあちゃん直伝サバイバルスキル、そして最強の相方。牛乳パックはたいまつに、ペットボトルはミサイルに(注・危険!)、マンホールは地下迷宮への入口、テレビ局収録スタジオは欲得渦巻く伏魔殿。コンクリに覆い尽くされても、夢も冒険も潰えない。
2010/02/17
ぶんこ
芦田愛菜さんがお勧めしていた本。中2の平凡な男子内藤内人と頭脳明晰・竜王グループ御曹司の竜王創也が世界初のゲームの謎を追って探索する。成績優秀で頭の良い創也が解明し、内人が助けるのかと思いきや、内人のまさかの時のサバイバル術が凄い。しかもその知恵を授けたのがおばあちゃんというのが最高!頭がよくて御曹司の創也が冷たいようで、ちょっと抜けているところがあって、普通の男の子にしか見えない内人が、実は頼りになるというのがいいですね。2巻も手元にあるので嬉しい。
2020/09/12
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