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山ん中の獅見朋成雄

山ん中の獅見朋成雄

山ん中の獅見朋成雄

作家
舞城王太郎
出版社
講談社
発売日
2003-10-01
ISBN
9784062121132
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山ん中の獅見朋成雄 / 感想・レビュー

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とうゆ

何とも不思議な話だった。背中にたてがみを生やし、獣の様な運動能力を持った成雄と、変人だけど常識的な大寛との奇妙な友達関係が面白い。また、擬声語をふんだんに使うことによって成雄の感覚の鋭さを表す、文章表現もさすがだ。

2015/02/01

もるもる

こんなに背中の毛と擬音にこだわった本を他に知らない

2009/08/12

ふう

不思議な世界へ入っていく少年のお話。 舞城・ファンタジー。 オノマトペがすばらしい。宮沢賢治の作品を連想させる。 成雄はこの世界を脱出した後、なにになるのか?

2013/01/26

PSV

千と千尋と王太郎の神隠し。 75点

KASAO

SPEEDBOY!を先に読んでいて、同名の主人公が出てきたので、走りに憑りつかれた少年の話かと思ったけど、最終的にカニバリズムの話だった。独特のシチュエーションと芸術美を取り入れることで人は忌み嫌う食人さえも楽しみ、味わうことができるという概念が存在する山の中の料亭を舞台にしたお話。それなりに長いお話だったけど、著者が言いたいことは物語の佳境に集約されている印象。究極を求める行為への節度と加減を言いたかったんだと思う。

2013/01/17

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