乱歩賞作家赤の謎
乱歩賞作家赤の謎 / 感想・レビュー
青乃108号
乱歩賞を受賞した作家5人による、中編4編、短編1編収録の作品集。密室殺人物、山岳サスペンス物などバラエティに富んでおり、それぞれ読みごたえがあり面白い。高野和明の作品が読みたくて借りたのだが、残念ながら高野作品だけ短編で、一番印象が薄い。どの作品も面白く甲乙付け難いが、中でも一押しは河田弥一郎の「ライフ・サポート」。偶然この様な面白い作品に出会えるから読書は止められませんね。
2023/11/23
流之助
最初の話は面白かったけど、他の話はちょっと物足りなかった。頭がうまく働いていないときに読んだせいかも?トリックもなんとなくわかっちゃったし。
2017/12/07
KAZOO
このシリーズも私にとっては最後の4冊目です。いろいろな水準はありますが、私はこの赤のシリーズは白についでまあ楽しめました。高野さん、真保さんがかなりいいのではないかと思いました。私がほとんど読んだことのない新野さんのもかなりいいと思いました。
2014/06/18
ちょん
「黒の謎」より面白かった。特に新野さんの「家路」道の向こうに明るい陽射しが見えるような終わり方で嬉しかった。
2012/07/06
アーミー
ついに乱歩賞作家謎シリーズ4巻、読破! この本には、 ・「密室」作ります(長坂秀佳)・黒部の熊(真保裕一) ・ライフ・サポート(川田弥一郎)・家路(新野剛志) ・二つの銃口(髙野和明)の5作品が収められている。 印象深いのは「黒部の熊」と「家路」だ。「黒部の熊」はミステリーというよりも山岳小説としても読みごたえがあった。「家路」はミステリーというよりも、ちょっと切ない家族小説として読みたい作品だった。 どの作品も作者それぞれの個性がひかり、ミステリー短編として最後まで楽しめるシリーズだった。
2018/03/11
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